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るみにゃんママ

Author:るみにゃんママ
雑誌のライター、司会業、音声制作の経歴と准看護師の資格を持つ異色のサイコロジストです。
 人からは地獄の釜の底から這い上がってきたカウンセラーと呼ばれています。
動物とお神輿とジャズが大好きなO型、おとめ座、水星人(-)、一白水星、
ちなみに動物占いはタヌキです。

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本当のPTSDとは

さて、お約束通り今回はPTSDについてアップします。

今回もまた、念仏のようにPTSD,PTSDと言われています。
しかし、前回書いたように一過性のものはPTSDではありません。
大きな衝撃を受けた時、心身共に大きなダメージを受けるのは正常な反応です。
しかし、多くの人は自力で回復することができます。
回復できない人は、元々、あらゆる外部からのストレスに対して脆弱であった可能性が高いのです。
PTSDの怖いのは、個人が脆弱であるためにしんどしんどい、つらいつらいということではありません。

具体的な例をあげると、

主訴
被災時、小学生であった子供が、大人になって、温泉旅行に行き、急になぜかわからないけど、
大浴場に入ろうとした時、怖くなって過呼吸になってしまった。
それ以来、銭湯や温泉などの大浴場へ行くと、また過呼吸になるのではと思うと怖くなり、
ついには自宅の湯船も怖くなった。
どうしてこんなことになったかわからない。

解説
水難事故に遭ったことある人に見られる症状なのだが、今回、津波の被害に遭った子供においても
のちに出現する症状としては十分考えうる症状である。
しかし、多くの場合、原因となる「津波被害」から「大浴場」まで時間が経過しており、
生半可なアセスメントでは辿りつけないのである。
大方、「パニック障害」あたりの診断名をつけられて薬物療法、
そのうち薬漬けになって社会生活から離脱となってしまうであろう。

つまり、PTSDの恐ろしさは、支障をきたしている症状と原因となった体験との間に時間がったっており、
容易に本人させも気がつかないというところなのである。
とある学会で、何年も経ってから症状が出るのであればPTSDではないと言って、
他の先生からあとでレクチャーを受けていたが・・・。
DSMなんぞ盲信するからそんなこと言うんでしょうな。
そもそも、診断基準としているDSMは、政治的に作られたものであり、
かなりドロドロした経緯で項目が決められ、権力と名誉で中身が変わってきているものなのである。
しかも、こと、PTSDにおいては、アメリカ合衆国におけるベトナム戦争帰還兵に対する
政治的政策として対症療法的に設けられたものであり、日本人には概して当てはまらないのである。

今回も、日本人のマナーが諸外国から賞賛されたように、
犯罪被害や自然災害に遭った時の考え方や行動はいたって土着的なものである。
震災からやがて2カ月になろうとしている今、
見通しの立たない避難生活をしながらもできるだけ日常に近づけようとする者、
復興に向けて奮起する者、新天地を求めて離れていく者など・・・様々です。

察しのいい方はおわかりかもしれませんが、もう2カ月、だけど、まだ2カ月です。
今の時点で、解決可能(現状はさておき、お金解決できる問題を含めて)な問題以外で、
「心の問題」が出現している人は、元々、メンタルヘルス上に問題があったか、
非常にストレスに対して脆弱であったり、依存性が高い可能性があるのである。

むしろ、心配なのは、今、気丈にしている人達で、
何年、年十年後かにPTSD様の症状が出現する危険性があるからである。
身体疾患でも言われるが、すぐに症状が出現する疾病より、
なかなか自覚症状が出現しない疾病の方が厄介なように、
メンタルヘルス上の問題も、自覚する症状より、
一見、なんの問題もなさそうな気丈にふるまう人達の方が厄介な症状に陥る場合があるのである。

何年も経って症状が出現したとき、的確なアセスメントのできる精神科医や心療内科医、
カウンセラーや臨床心理士がどれだけいるだろうか。

このようにお粗末な状況なのですから、
余震や震災報道で具合が悪くなってしまった人は、
是非、自分はストレスに脆弱なのだからと自認し、無理はしないようにするのが得策である。

残念ながらインテイク面接や初診時の問診、つまり、アセスメントが的確ではなかったために、
ただただ対症療法でしかない薬物療法が始まり、
薬物への心理的依存(身体的ではありません)が形成され、
働けなくなり、生活保護になり、働く気がなくなり、
甘え癖がついてしまった人達をたくさん見てきました。

まさか自分が・・・と思われる方も多くあると思います。
ですが、何年か経って、すぐには思い当たるものがないのに生活上に支障をきたしてしまった場合、
震災まで遡って振り返ってみてください。
そして、適切な治療を受ける、
または適切な方法で克服するようにしていただけたらと思います。

次回は、避難者と被害者の共通点についてアップします。


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ラポールは形成するものではない

 このところ、独り言ばかりで心理屋さんだということを忘れそうなので、たまにはマジメなことを書いてみようと思う。いまさらだが、るみにゃんママは犯罪被害者支援問題(というよりは犯罪被害者の援助している心理屋さんの問題)を研究するのが本職なわけで・・・ほんでもっていまさらとってつけたように思っているわけではなくて、学部生時代から言い続けてきたことでもあるのだが、たまたま今日、病院で待っている間に読んでいた本にもしつこく出てきたので改めて書いてみようと思った次第である。
 それは・・・・


 心理や福祉、医療はもちろん、被疑者の取り調べ手法にも散々ラポール(raport)の形成という言葉が使用されている。


 ラポールを形成して・・・ラポールを築き・・・etc.・・・・・・ちょっと待て!!


 以前このブログにも書いたと思うが、そもそもラポールは形成すべきものではない。結果的に形成されるものであり、一方の働きかけや努力で形成されるものではないはずである。それなのに今や様々な分野で念仏のようにラポールラポールと唱えてらっしゃるセンセイ方がおいでになり、またそれを水飲み鳥のようにコックリコックリと頷く臨床家が多いのはなぜか。よほど恵まれた環境でお育ちになって人を疑うことをご存じないのだろうか。


 ヒューマンサポートを求めてくる人は概して「信用」を裏切られて各関係機関にやってくるのだ。私の領域でいえば、犯罪被害者は、社会に対する信用を裏切られた結果が「被害」なのである。したがって関係機関に来る時には既に何事も疑ってみるという生活習慣は強化されている状態のである。
 したがって、犯罪被害者援助に関わるものはまず自分は信用されていないと認識していなければならない。ということは、ラポール形成云々の前に、どうしたらクライエント(対象者)から信頼されるだろうかということを考えるのが先なのである。そこのところをはしょってラポール形成などとはちゃんちゃらおかしいと言わざるを得ない。


 そもそも今どき、いくら専門家だからと言ってそう簡単に初対面の人物を信用するか?! するわけがない。8月から通院してて振り返っても、初診の時は猜疑心でいっぱいだった。この医者は大丈夫か? 信頼できるか? 相性はどうか? もちろん、診察内容だけでなく、その医師の言動すべてを観察し、信頼するに値する人物かどうかを探っている状態であった。通院回数ごとに疑いは薄れこのまま通院するのか、それともセカンドオピニオンを探すのかという選択肢を考える。診療科ごとに何かあったらこの医師に! と思うまでには何年もかかるだろう。
 そう思えば、いくら専門家だからと言ってまずはラポールを形成し・・・というのが誤りであることがご理解いただけると思う。クライエント(対象者)との関係がほぼ終結するころにやっとラポールは形成されつつあるものである。が、いたってもろく、たった一言で失うことも少なくないのである。


 実際に科警研の調査報告書などを見てみると、取り調べをしている被疑者とのラポールが形成される前に心情に訴える手法を用いた場合はかえってマイナスとなり、意思疎通の妨げにもなると指摘している。
 つまり、クライエントからまだ信用されていないにもかかわらずしていない「理解」を示したり、できもしない「共感」をみせたりするのはマイナス効果であるということになる。結果的に、クライエントの自尊心を傷つけるという二次被害を発生させるのである。
 これはこれまで私が行った犯罪被害者に対する調査研究を支持する結果でもある。「胡散臭い」専門家に「わかります」とか「大変でしたね」と言われれば言われるほど傷ついたと答えた方が多かった。要は、なに上から目線で見とるんじゃ~と腹が立つわけである。


 言い換えれば、専門家だからと言って特別上から目線でいいほどエラくはないと世間は思っているのである。そりゃあ、対象者だって自分の仕事では専門家でしょうし、まぁ分野が違うというだけで特別ヒューマンサポートや医療、法律に関わる領域の者だけが「専門家」としてエラいというわけではなかろう。
 つまり、ラポールを形成するには対象者の理解とか、実質的利益になるかどうかではなく、まず、人として信頼するに値する人物かどうか値踏みをされて、対象者の査定に合格することがラポール形成の前提条件となるのである。
 こちらが臨床家としてクライエントを注意深く観察するまえに、表情や立ち居振る舞いすべてを対象者から査定されていることに気がつかなければいつまでたっても真のラポールは形成されないであろう。


ラポール形成を促進させる要因については次回です。
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本当に必要な援助が届きますように

 このところまた地下鉄サリン事件の話題が報じられています。被害者や被害者遺族にとっては終わっていないと・・・・・。


 そう・・・・小さな事件の・・・・無名の被害者にとっても事件は何年たっても終わっていないのです。


 ニュースに出てくる大きな有名な事件にしか被害者は存在しないわけではないのです。どんな小さな事件でも被害者は存在します。


 しかし、小さな事件はニュースになることはありません。誰にも注目されず・・・知られることもなく・・・だから救済の手も差し伸べられません・・・。
 それだけではなく、「小さな事件だから」・・・・・・・・「生きているだけいいじゃない」・・・・「その程度の事件で」・・・・という「二次被害」によって痛めつけられるのです・・・・。
 そんな「二次被害」によって小さな事件の無名の被害者は社会から疎外され孤立していきます・・・。それを「適応障害」とか「人格障害」というカウンセラーがいます。
 大きな事件に世間の目が向けば向くほど小さな事件の被害者は疎外されていきます。マスメディアに踊らされる世間がそうなることは今のところ仕方ありません。でも、せめて「人役に立ちたい」と謳って心理の専門家になった人ぐらいは気づいてほしいと思います。
 救済の手が差し伸べられない人にこそ目を向けなければならないことを・・・・。


 誰もが注目する人は、きっとあなたでなくてもたくさん注目する人がいます。大きなお金や大きな権力を持って・・・・でも、もっと身近にあなたの手しか届かない被害者がいるはずです。
 ですから、できるだけ小さな事件の被害者に目を向けてください。彼らは今日明日の食べるものの心配をしながら救済を待っています。


 本当に気の毒な被害者は社会運動なんかする余裕はありません。心情を語れるほど回復はしていません。日々の生活もままならず闇の世界に堕ちていく人もあります。生き地獄に耐えられず自らの命を終わらせる人もいます。
 ですから「臨床家」であるならば本当に・・・すぐに救済の手が必要な人に目を向けてください。


みんなエンターティナーになりたいんだね・・・・
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気の毒な人とかわいそうな人

            気の毒な人と・・・
かわいそうな人の・・・・


 区別が付いていないカウンセラーとか相談員って多いよね・・・・。


 特に、DVの相談に乗っている人って口では「お気の毒」と言いながら、上目線で「かわいそう」と蔑んでいる人って多いよね・・・。


そんな偽善に気付かないアンタが一番かわいそうだよぉ!!
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ただいま生還?!

 先週、某学会で発表してきました。大嫌いな飛行機に乗ってね! 詳細などご紹介したいところですが・・・・書いてしまうとおそらく・・・たぶん・・・るみにゃんママの正体がバレてしまうので、ほとぼりがさめた頃にチョコチョコ書いていこうと思ってます。


 それよりも・・・二次会で行ったお店のお兄ぃさんがまたイケメンで!! 返しもうまくて飲食店のマネージャーにしておくのはもったいないくらいでした!!
 閉店時間になってとっとと帰れのカンペを出されてすごすご・・・でも、最後に手をギュっとしていただいて満足じゃ~~~!


 さて、るみにゃんママが発表した内容はもう少し待ってくださいね。


九州って海外旅行じゃなかったの?
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二次災害と二次被害

 今日は能登半島地震に関連したことを書いてみようと思う。できるだけ早く書かなければと思いつつ日々の仕事に追われなかなか書けないでいた。


 震災だけではなく、自然災害全般の被災者ご本人やご遺族の方の支援に奮闘しておられる方々が大勢いらっしゃることと思う。その熱意にはただただ頭が下がるばかりである。
 しかし、その前に二次災害二次被害の違いについてきちんと分けて考えているだろうか。


 自然災害が起こるたびに問題となっているにもかかわらず援助者、支援者の言動についてはあまり問題視されていない。
 なぜなら彼らは「善意」という名の下に活動しているからであり、「悪意」がないゆえ、NOという意思表示をすると被災者非難されるからである。
 同様の問題が私の研究領域である犯罪被害者問題でも起きている。一体、何が問題なのかを今日は考えてみることにする。


続きを読む前に投票をお願いします
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