ノラ子です・・・ノラ子の住む田舎にも都会の波が押し寄せてきたようです。毎年、決まった日に行われていたお祭りが直前の土曜日になってしまいました。
春のお祭りは獅子舞がおめでたいことがあったおうちを回るだけで取り立てて面白みはないのですが・・・・・。
「そろそろだわ・・・・花代用意しておかなきゃ・・・・。」
すると何やらにぎやかな音が・・・・・ピ〜ヒャラピ〜ヒャラ・・・・・ドンドコドンドコ・・・・・
「御苦労さま・・・・・????・・・・・あら? ノラ子はどこに行ったのかしら・・・・? 外に出るわけないし・・・・・ノラ子?!・・・・・・ノラ子?!」
「ふみゃあ〜・・・・ここにいるよ・・・・。」「どうしたの?! お布団なんかかぶって・・・・。」
「だって・・・・だって・・・・大きな音はするし、おっかないおバケがいるし・・・。」「バカねぇ、あれはお獅子よ。お獅子は厄を払ってくれるのよ。それから、大きな音はお囃子よ。」
「だって・・・・・あの大きなお口で食べられそうだったんだもん・・・。」「ハハハ・・・・お獅子が食べるのはお花代といわれるお・か・ね! ノラ子なんか食べないの! でもね、お獅子に噛んでもらった子は出世するって言われているのよ。」
「そっか・・・だから焼肉屋のオッサンはガッポガッポ儲かって、その合間にふんどし芸人なんかやってられるんだね。」
「そうかもね・・・・。」
ノラ子は思います。特別、福は来なくても災いが来なければそれだけで十分「福」なんだと・・・・。家族みんなが元気でいられればそれだけでノラ子は幸せです。
お獅子も獅子というからにはネコ科なのかな・・・・?