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るみにゃんママ

Author:るみにゃんママ
雑誌のライター、司会業、音声制作の経歴と准看護師の資格を持つ異色のサイコロジストです。
 人からは地獄の釜の底から這い上がってきたカウンセラーと呼ばれています。
動物とお神輿とジャズが大好きなO型、おとめ座、水星人(-)、一白水星、
ちなみに動物占いはタヌキです。

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臨床家のための法律用語:その5後半

 今日は心理臨床家のためのこれだけは知っておきたい法律用語:その5後半です。

5法益
6立証
7証拠能力と証明力
8強姦とレイプの違い

 最後まで読んでくださった方におまけがあります。続きを読むからお入り下さい。





こっそり参加しています。
よろしかったら押してやってください。

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5法益
 「ほうえき」と読み法によって守られる利益のことです。心理学領域の方々にはあまりなじみのない言葉だと思います。また、「利益」というと経済的な利益をイメージする方が多いようですが、「法益」という場合、何も経済的利益に限定しているわけではありません。
 人権であったり、名誉であったり、命や身体の自由も法によって守られる利益です。
 ですから、何も難しく考えることはなく、この法律は誰の何を守るために制定されたのかを考えれば、臨床家にとって法律とは難しいものでも怖いものでもありません。できもしないのに条文の法解釈をしようとするから難しいし、怖いものになってしまうです。以前申し上げたように、ケースから倫理や法律を理解しようとすると全てのケースを網羅しても理解するのはほとんど不可能です。繰り返しになってしまいますが、誰の何を守りたいのかを考えれば自ずと臨床家の責務は果たせるでしょう。

6立証
 これはよくご存知の言葉だとは思いますが、刑事と民事の違いについては意外とご存じない方が多いようです。立証責任についてはまた日を改めていずれご紹介するつもりでいますので、ここでは刑事と民事では異なることと、これは決まり文句なんだといことだけ覚えていただければと思います。

 刑事・・・合理的な疑いを容れない程度の証明が必要
reasonable doubtの訳語(訳し方がよくないとも言われています)なのですが、刑事裁判で検察側による犯罪事実が、理性のある人なら誰でも当然抱くであろうような疑いを超える(超える=決まり文句だと思ってください。ここでは、疑いを差し挟む余地のことだと思ってください)程度証明されない限り有罪とはされません。
 ですから、社会的に首謀者、黒幕は絶対コイツだ! と思える、思わざるを得なくても、この合理的な疑いを超える程度の証明がなされなければ有罪にはなりません。しかし、だからといって無実であるとは限らないのです。無罪≠無実ではないのです。過去に無罪判決を言渡され、納得できない! という事件がそれぞれ思い浮かぶことと思いますが、無罪判決が言渡されたとしても、決して無実だというお墨付きをもらったわけではないのです。
 さて、一方、民事の場合ですが、刑事ほど厳密ではありません(なぜかについてはこれも改めてご紹介する機会を設けたいと思います)。

 民事・・・証拠の優越
これはpreponderance of evidenceの訳語で、証拠の重さや証明力(次の7でご紹介します)が、全体的に相手方(原告→被告、被告→原告)より優越していれば事実のあり、なしを認定してよいとされています。
 刑事と民事で判決が異なるのもこのためです。

7証拠能力と証明力
 公判で証明しなければならない事実を立証するために用いることを許される証拠を証拠能力があるといいます。逆に、違法な押収によって入手されたものなどは証拠能力がないとされます。
 証明力とは、証拠能力がないとされたものでも信用性があるものをいいます。たとえば、自白どおりに発見された血痕の付着した包丁などで、秘密の暴露(真犯人しか知りえないことを知っているから)といわれます。
 なぜ、証明力があるのに証拠能力がないと公判で「証拠」として採用されないのかは基礎的な部分が終わったあとに機会を設けてご紹介しますので、ここでは単に証拠は、証明力があっても証拠能力がなければ採用されないものとだけ覚えておけばよいと思います。
 民事では証拠力または証拠価値ともいいます。

8強姦とレイプの違い
 意外とこれも知られていないのですが、強姦の被害者は女子に限定されていますが、レイプは男女を問いません。つまり、強姦の客体は女子のみですが、レイプの客体は男子である場合もあるというこです。
 ここで生ずる問題があります。男性が男性に強姦されたとはいいませんが、男性が男性にレイプされることはありえます。しかし、「強姦罪(刑177)」というのはあっても「レイプ罪」という条文はありません。ということは、男性が男性にレイプされた(つまりカマ掘られたということですな)場合、性犯罪は成立せず、暴行罪か傷害罪として処理されることになります。
 しかし、被害者の男性にしてみれば納得いくことでしょうか。被害男性の「被害の本質」とは何でしょうか。宿題にしたいと思います。この件については、基礎的な部分が終わったあとに(あとでがおおくてゴメンナサイ:誤解を避けるために後回しにしています)「性的自由」のトピックで触れたいと思います。とりあえず、宿題を考えてみていただければと思います。

 おまけコーナー
容疑者と被疑者ってどう違うの?
 よくTVで容疑者という言葉を耳にすると思いますが、これはTV用語であって法律用語ではありません。正しくは被疑者といいます。
 おそらくなじみがない、わかりづらいというところでわかりやすくニュースを伝えるために不祥事だらけの親方日の丸的TV局が最初に疑いのある人というつもりで作ったのだと思いますが、まだ真犯人だと決まったわけではないのに真犯人のようなイメージ、扱いを受ける原因の一つがここにあるのではないかと思います。
 ちなみに、起訴前被疑者起訴後被告人と呼ばれます。

 今日はかなり長くなってしまいゴメンナサイ! そして最後まで読んでくださった方、ありがとうございます

 次回は、判決文に出てくる言葉です。



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コメント

被害の本質

宿題はきらいだが・・・
心理的なものじゃないのかなぁ・・

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